楽浪の志賀の唐崎さきくあれど大宮人の舟待ちかねつ(人麻呂「万葉集」)と詠われてから1300年。近江大津宮の所在はいまだはっきりしませんが、関連する場所を訪ねてみましょう。
見 学
崇福寺跡〔国史跡〕大津京の乾の鎮めとして天智天皇の勅願により創建されたと伝える。
本堂跡、塔跡などに多数の礎石が残る。(三重塔跡から発見された舎利容器が国立京都博物館「国宝展」で展示されています)
見世の大仏(鎌倉時代)石仏の前の道は、京白川と近江を結ぶ志賀峠越にあたります。
百穴古墳〔国史跡〕滋賀里の山腹に残る古代渡来人たちの奥津城。
南滋賀廃寺〔国史跡〕史跡公園が造られており、塔心礎・回廊の礎石などが残る。
近江大津宮・錦織遺跡〔国史跡〕大津宮跡の推定地は市内にいくつかあり、これまでは穴太、滋賀里、南志賀、粟津などが有力な候補地でしたが、昭和49年に発掘されて以来、錦織遺跡が確実視されています。
灰山庭園跡〔国史跡〕如意寺跡の調査で発見され、灰山城の庭園跡とされていますが、その巨大な石組には疑問点も残されています。
法明院(園城寺北谷)・フェノロサの墓・庭園・宝塔(塔身に火袋が彫られている)
大津歴史博物館 「大津宮の研究と発掘」展 開催中
集 合
11月26日 午前9時30分 JR東海道線大津駅改札口
※大津駅よりマイクロバスを利用します。
解 散
京都駅八条口 午後5時頃
平成26年10月6日付で文部科学大臣は「石の宝殿及び竜山石採石遺跡」を、国の史跡に指定しました。 石の宝殿は、阿弥陀町生石にある生石神社のご神体で、「浮き石」や「日本三奇」の一つとも呼ばれています。一辺5mを超える巨大な直方体の石造物で、背面には突起がついています。国内でも他に類例がなく、大変貴重な文化財です。
生石神社境内にある建築や石造物、古墳(竜山1号墳)も、石の宝殿とあわせて、国指定史跡となりました。
(高砂市教育委員会 生涯学習課 文化財係 清水一文氏にご案内いただきます)
竜山石とは今から約9000万年前に形成された凝灰岩で、古墳時代から現在まで約1700年間採石され続けています。 今回ご縁がありまして「松下石材店」の採石場をご案内していただくことになりました。 また高砂市内の石塔なども訪ねてみましょう。
見 学
教育センター駐車場(天磐舟石棺蓋石・石棺身、近世以降石造物)
生石神社駐車場(石の宝殿・神社境内石造物、宝殿山山頂・竜山1号墳)
竜山石採石遺跡(竜山地区1・2、4・5、10・12、15、16[観涛処]
竜山5号墳・竜山山頂(パノラマ景観、魚崎構居)
松下石材店 石切り場・加工場見学
大日寺 ・五輪塔〔市指定〕暦応5年(1342) ・石仏〔市指定〕永正4年(1507)
時光寺 ・宝篋印塔〔県指定〕康暦2年(1380)基礎のみ竜山石
石造九層塔〔市指定〕建長2年頃か?
大福寺・石造十三重層塔〔市指定〕鎌倉時代
集 合
9月24日 午前10時 JR神戸線宝殿駅改札口
※JR京都駅8:29(新快速姫路行)→大阪9:00→神戸9:27→加古川着9:53
加古川発9:56(姫路行)→宝殿着9:59
※宝殿駅よりマイクロバスを利用します。
解 散
JR加古川駅 午後5時頃
参加費
7000円(バス代・拝観料・昼食代)
見 学
(2日間観光バスを利用します)
[22日] ・笏谷公園・足羽神社・高尾神社層塔・虎塚五輪塔・大谷寺九重層塔・円山宝塔・仏生寺宝塔・福井市立郷土博物館
[23日] ・養浩館庭園〔国名勝〕・上金谷八幡神社層塔・千古の家坪川家住宅〔国重文〕 ・丸岡城〔国重文〕・瀧谷寺庭園〔国名勝〕
宿 泊
ホテルフジタ福井(全室シングル・朝食付) 夕食はホテル内「日本料理銀座
解 散
JR福井駅 午後5時頃
参加費
3万円(バス代・宿泊費・拝観料・食事代込)
月心寺の庭園は江戸中期の『築山庭造伝』や『伊勢参宮名所図会』にも描かれています。坂本の聖衆来迎寺庭園は枯山水を基調に珍しい「立花」の構成を応用しています。この二つの庭とそこに在する石造美術を訪ねてみましょう。
梅雨の季節ですが、街中の庭はしっとりと雨を楽しむことができるかもわかりません。
集 合
京阪電鉄/京津線 「大谷駅」改札口前 9時50分
*地下鉄京都駅から来られる方は 京都駅発9:15(京都市営烏丸線・国際会館行)乗車 烏丸御池にて東西線に乗換 烏丸御池発9:30(東西線・浜大津行)→大谷着9:50 月心寺は大谷駅から徒歩10分です。
見 学
月心寺 ・走井の庭・十三重石塔(鎌倉)・八面石幢(室町) 当日のご案内は月心寺管理者の橋本眞次様にお願い致しました)聖衆来迎寺 ・客殿〔重文〕・障壁画(狩野探幽)・十一面観音立像〔重文〕・庭園〔県指定名勝〕・月に手水鉢(江戸)・釈迦如来坐像〔重文〕・地蔵菩薩立像〔重文〕・銅造薬師如来立像〔重文〕・弥陀三尊石仏(鎌倉)・墓地石造品
※ 月心寺見学後「京阪大谷駅」発11時55分で山科駅に行き、山科駅近辺で自由昼食
※ JR山科発13時の湖西線で坂本に向かいます。聖衆来迎寺は比叡山坂本駅から徒歩15分です。
参加費
3,000円(拝観料・移動交通費を含む)
★昼食(山科駅前で各自食していただきます)
舞鶴は、悠久の太古から今日まで、ビカリア、縄文丸木舟、古墳群、多くの仏像彫刻の名品、田辺城から、海軍、引き揚げまで、その時々の日本史を飾る一面を持ち合わす町です。勉強会では舞鶴市内の隠れ寺と言われるところや石燈籠を拾って見学します。
場 所
京都駅八条口アバンティ前 午前9時マイクロバス出発(バスはMK観光バスです)
見 学
金剛院 ・三重塔〔重文〕(室町時代)・庭園〔府指定名勝〕(安土桃山時代)・阿弥陀如来座像、増長天多聞天立像、木造金剛力士像2躯〔重文〕(平安時代) (快慶作・木造執金剛神立像・木造深沙大将立像は奈良博快慶展に出展中)
海臨寺 ・宝篋印塔(元応2年) 日引石の家型墓碑多数 河辺中八幡神社石燈籠(貞治3年) 赤レンガ博物館(明治時代) 桂林寺石燈籠〔重美〕(鎌倉時代)
参加費
8,500円(バス代・高速代・拝観料・昼食代)
★(東舞鶴浜町にて卑弥呼定食を予約しています)
解 散
午後6時頃 京都駅八条口
仏隆寺のモチズキサクラや戒長寺のお葉つきイチョウは天然記念物に指定され、その季節には大勢の人が訪れますが、季節外はひっそりとした古刹です。多くの文化財を有する二つの寺を中心に、周辺の石造美術をめぐってみましょう。
場 所
奈良県宇陀市榛原方面(マイクロバス利用)
集 合
近鉄大阪線榛原駅改札口前
★北口バスターミナルよりマイクロバスに乗車します。(大和高原バス)
見 学
参加費
7,000円(バス代・拝観料・他)
★昼食はファミリーレストラン「トマト&オニオン」で各自取ってもらいます。
解 散
午後4時30分頃 近鉄榛原駅
水口宿や土山宿は東海道の宿場町として知られていますが、中世からの石造美術も残されています。
街中の庭園や石燈籠、そして、車の運転に自信があっても案内人なしではたどり着けない笹尾峠板碑や黒川家墓所〝米石〟の孔雀も訪ねてみましょう。
集 合
京都駅アバンティ前バスターミナル。午前9時出発
★トーホーバスのマイクロバスを利用します。
見 学
参加費
7,000円(バス代・拝観料・他)
★昼食はグリーンヒル・サントピアで各自ランチでもお召し上がりください。
解 散
5時30分頃 京都駅八条口
2014年2月に東大寺から春日大社へ若草山麓の石造美術を散策しました。今回は般若寺から新薬師寺まで史跡と石造美術を訪ねて歩きましょう。
集 合
近鉄奈良駅 行基像前 午前9時20分
★北側②バス乗り場より青山住宅行9時27分に乗車します。般若寺下車。
見 学
参加費
2,500円(拝観料・他)
★昼食は天平倶楽部・他で各自食していただきます。
解 散
4時30分頃 頭塔前
東近江市は石造美術の宝庫です。蒲生町や八日市方面の名品と言われる石造美術は2012年訪れています。今回はこの辺りで知らざる石造美術を拾ってみましょう。
集 合
10月23日(日曜日) JR野洲駅 改札口 午前9時30分
※マイクロバスを利用します。バスは野洲駅南ターミナルを9時40分出発です。
見 学
正寿寺宝篋印搭 (市指定) 正応四年(1291年)
三所神社石灯籠 (市指定) 建武四年(1337年)
大蓮寺三尊石仏 (市指定) 元亭元年(1321年)・宝篋印搭(南北朝時代)
長緒神社石灯籠 (市指定) 嘉歴年間(1326~9年)・石造宝塔(南北朝時代)
瓦屋寺九重石塔 (鎌倉時代)
太郎坊石燈籠
引摂神社石燈籠 (鎌倉時代後期)
玉緒神社石燈籠 (市指定) (南北朝時代初期)
願成寺・水船(石風呂) 正安四年・石燈籠・宝塔残欠・仏足石
柳宮神社宝篋印搭 (南北朝時代前期)
蓮乗寺宝篋印搭 (鎌倉時代後期)
羽田神社石燈籠 (市指定) 正応元年(1288年)
劒神社石燈籠 元応元年(1319年)
会 費
6500円(マイクロバス代、拝観料)
※昼食はドライブインを利用する予定です。
解 散
JR野洲駅 17時ころ
申 込
終了しました。