中山道中津川宿は中山道45番目の宿場町で、古代(奈良・平安時代)の昔より東山道の要衝にあり、江戸時代に整備された中山道の中でも賑わった宿場のひとつです。
皇女和宮が文久元年14代将軍 徳川家茂のもとに降嫁されるとき中津川宿にお泊りになり、その夜の献立が残されているそうです。
中津川駅近くの珍しい陰陽石も訪ねます。
見 学
旧中山道中津川宿散策
夜がらす山荘 長多喜 長多喜では当時の御降嫁道中献立帳から忠実に再現した、和宮姫御膳を供していられます。ご主人からお話をうかがいます。
女夫岩 神代の昔イザナキ・イザナミが人類の繁栄と幸福のために置いたという伝説がある。陰陽石は江戸時代の大名庭園などによく設置されている。
日 時
2024年5月26日(第4日曜日)
集 合
JR中央本線中津川駅改札口 10時50分
交 通
JR新幹線京都駅(ひかり500号)9時8分発→名古屋乗換/中央本線(特急しなの7号) 10時発
→中津川10時48分着
参加費
8,000円(拝観料・タクシー代など2,500円+和宮御膳5,500円)
解 散
午後4時頃 JR中津川駅
次回予告
2024年6月23日(日) 倉敷市阿知神社・他
阿知神社は鶴形山山頂にある倉敷の総氏神で、海の守護神を祀る。本殿のそばにある石組は日本庭園のルーツといわれる上古庭園の形を残すもの(重森三玲)とされる。またこれらの石組群は磐座・磐境であるともいわれる。
国指定天然記念物の「樽見の大ザクラ」は、養父市大屋町樽見にあるエドヒガンザクラです。兵庫県下では最大の大桜で、樹齢千年といわれる巨木です。別名仙桜と呼ばれています。
平成5年に大ザクラは枯死寸前まで衰弱しました。平成9年から大屋町が樹木医による本格的な樹勢回復事業を開始し、現在も養父市が治療を継続しています。
平成13年には大桜の実から育てた苗を口大屋小学校の児童が植えました。子桜と呼んでいます。
現在では大桜の樹木全体を覆うほど多くの花や葉が茂るようになりました。そして周囲には樽見の大桜の実から育てた子桜が育ち、兵庫県を代表するエドヒガンザクラの名所となっています。
一般的なツアーではほとんど見る機会のない「樽見の大桜」をご一緒に楽しみましょう。
見 学
樽見の大桜〔国指定天然記念物〕
高照寺 関西花の寺25カ所霊場の第5番札所 春は5色のモクレンが咲き競う。
満福寺 但馬の高野山と呼ばれる真言宗の寺。宝篋印塔〔養父市指定〕康永2年銘
養父神社 天平9年にはすでに古文書に名を残す古社。宝篋印塔〔養父市指定〕応安2年銘
日 時
2024年3月31日(第5日曜日) 午前9時バス出発
集 合
京都駅アバンティ前ターミナル 午前8時50分
参加費
11,000円(マイクロバス代、拝観料、昼食代、他)
昼食は道の駅 「ようか但馬蔵」で八鹿豚御膳を予約しています。
解 散
6時頃 京都駅バスターミナル
富田林市は今から約450年前、戦国時代の最中に興正寺別院を中心に宗教自治自衛都市・寺内町として開発され発展しました。
富田林市中心部の旧市街地には江戸時代中期以降に建てられた民家(商家、町家)が約40軒、往時の姿そのままに保存・継承されて、伝統的建築物群保存地区に認定されています。
富田林市の町歩きと建築物・石仏・石塔などの文化財を楽しみましょう。
見 学
富田林寺内町・伝統建築物群保存地区 散策
旧杉山家住宅〔国重要文化財〕
浄谷寺石造地蔵菩薩立像〔大阪府指定〕(応長元年銘)
板持石造十三重塔〔国重要美術品〕(文保三年銘)
佐備三重宝篋印塔(凝灰岩)
日 時
2023年5月28日(第4日曜日) 午前10時20分
集 合
近鉄富田林駅 南改札口前
参 加 費
6,000円(拝観料、昼食代、タクシー代、他)
昼食は「さくら食堂」を予約しています。
解 散
4時頃 近鉄富田林駅
湖南市には奈良時代に建立された天台宗の寺院で本堂や三重塔が国宝に、その他多数の建造物や仏像等が重要文化財に指定されている善水寺があります。また、鎌倉時代から室町時代にいたる変化にとんだ石造美術の数々は、私たちを愉しませてくれます。
何度か訪れている場所、初めて出会う石造美術、時代の異なる二つの不動磨崖仏との出会い。 どれがあなたにとって一番の興味の的になるのでしょうか。
見 学
廃少菩提寺跡〔国史跡〕・石造多宝塔〔重文〕(仁治二年銘)・三体地蔵石仏(鎌倉後期、室町初期)・閻魔石像(室町後期)
菩提禅寺・阿弥陀如来立像〔重文〕鎌倉時代・地蔵石仏〔市指定〕(室町中期)
八王子神社・石燈籠(貞治四年)・石鳥居(室町時代)
正福寺・石燈籠(室町時代、無記名)・塚山古墳
永厳寺跡宝塔〔市指定〕(鎌倉後期)
善水寺・本堂〔国宝〕(南北朝時代)・仏像多数〔重文〕・不動石仏龕(鎌倉)・石燈籠残欠(鎌倉)
不動寺・不動磨崖仏(建武元年)
花園不動明王磨崖仏〔市指定〕江戸時代
日 時
2023年4月23日(第4日曜日) 午前9時バス出発
集 合
J京都駅アバンティ前ターミナル 午前8時50分
参 加 費
8,500円(拝観料、マイクロバス代、昼食代、他)
昼食は和食処「良樹」で花籠御膳を予約しています。
解 散
5時30分頃 京都駅バスターミナル
大阪府の河南町や千早赤阪村は古墳が点在し、古い歴史を持つ地域です。弘川寺は「願はくは花のしたにて春死なむ そのきさらぎの望月のころ」と詠んだ平安時代末期の歌人・西行法師がその歌の通り、桜の季節に生涯を閉じた地として知られています。陰暦では如月は2月、望月は満月の日をさします。また旧暦(天保暦)では令和2年は閏年で2月が2度あり、閏2月の望月は4月5日になります。葛城山麓の春に、石造美術だけでなく、桜も楽しめるとよいのですが。
見 学
高貴寺〔府指定史跡〕 十三重層塔〔重美〕(永仁五)・宝篋印塔〔重美〕(鎌倉)・石燈籠四角型(応永二)/持尾展望台 大阪平野が見渡せる展望施設。大阪府の桜の隠れ名所だそうです。/寛弘寺神山墓地 五輪塔〔府指定〕(正和四)・層塔(鎌倉、凝灰岩)/弘川寺〔府指定史跡〕 西行法師永眠の地・樹齢350年余の海棠〔府指定天然記念物〕/森屋墓地 五輪塔2基・寄手塚(鎌倉後期)・身方塚(南北朝前期)/千早墓地 五輪塔(鎌倉後期)
日 時
2023年3月26日(第4日曜日) 午前9時バス出発
集 合
JR新大阪駅新幹線前口1階 バスターミナル前 午前8時50分
参 加 費
8,500円(拝観料、マイクロバス代、昼食代、他)
昼食は「グリル愚留芽」でランチを予約しています。
解 散
5時30分頃 新大阪駅
申 込
25名 (先申込順と致します)また、こちらかの申込みは、2023年3月10日頃
申込みは問合せよりお願いいたします。
※ 次回予定 第58回 4月23日(第4日曜日)京都市北区大森と右京区京北に石造美術と残り桜を訪ねる
900号で尼﨑先生が「曲水の宴」の「蛇籠」で、依水園に寄贈された雛人形を紹介され、その美しい写真に是非一度拝観したいと話題になっていました。元興寺は例会でも何度か訪れていますが、今回は元興寺の石造品と旧境内に発展した〝ならまち〟の文化も楽しみましょう。奈良町のご案内は藤岡建築研究室の藤岡龍介氏(古材文化の会)にお願いしました。
見 学
(全行程3.8㎞徒歩の予定ですが、街中ばかりで坂道はありません)
依水園庭園〔名勝〕・寧楽美術館、元興寺極楽坊(極楽坊には多くの国宝や重要文化財がありますが、今回は建物外部からのみの見学になります)、元興寺塔跡 東塔跡礎石〔史跡〕石燈籠(正嘉元)、小塔院宝篋印塔(鎌倉後期)、藤岡家住宅〔重文〕(現在非公開ですが特別拝観をお願いしています)、奈良町宿・紀寺の家
日 時
2023年2月26日(第4日曜日)
集 合
近鉄奈良駅 東改札口前 午前9時30分
参 加 費
7,000円 (昼食代込「栗ならまち店」で収穫祭御膳3,500円を予約しています)
解 散
4時頃 ならまち紀寺町